会社に渡すもの・貰うもの

退職する時には、これまで企業で自分のものとして扱ってきたものでも、会社から貸与されたもの、会社の費用で購入したものについて返却が必要となります。書類にしても利用してきた備品等に関しても・・です。また、企業から返却されるものなどもありますので、もれなくこうした手続き、返却、受取を済ませることができるように、退職の際に渡すもの、貰うものをしっかり確認しておきましょう。

【返却するもの】
「身分証明書」
社員の証となる身分証明書、IDカード、社章等

「健康保険証」
健康保険は退職と同時に脱退となるため返却

「通勤定期券等」
費用が企業から出ているものであれば原則退職日に返却
制服など着用してきたものも返却
（しっかりクリーニングして返却しましょう）

「名刺・備品・資料・事務用品」
普段利用していた備品類、資料等、会社負担のものはすべて返却
書籍などもあれば返却

「業務関係書類」
自分でパソコン等で作ったものであっても企業内で利用するものとして作成したものは会社の資産となるため、原則返却
データ、プログラムなどについても原則返却

【受け取るもの】
「離職票」
退職後10日以内に交付される
失業給付受給手続きの際に必要であり次の転職先が決まっているという場合には必要なし
退職後10日を経過しても交付されない場合、会社に確認するかハローワークへ申し出を行うことが必要

「雇用保険被保険者証」
雇用保険手続きに必要なので必ず受け取ることが必要
転職先の企業に提出することが必要

「年金手帳」
厚生年金加入照明の手帳
転職先においても同じものを利用するため、転職先へ提出が必要
会社保管というところが多いので必ず受け取ること。
転職先が決まっておらず失業状態となっても必要

「源泉徴収票」
年末調整時に必要になる
年内に転職先が決まっている場合には転職先へ。
年内に転職が決まっていないという場合、自分で確定申告を行う際に必要になるため、必ず貰うこと
後から郵送等で送ってくる場合もある

返却しわすれればまたそこに届ける必要がありますし、郵送等面倒なこともあります。返却物のリストを作り忘れないようにしっかり返却しましょう。貰うもの、受け取るものについては、退職後14日以内という書類もありますので、手続き漏れがないように会社が忘れている場合には、必ず確認しておきましょう。