面接官がチェックしているポイント

面接官がチェックしているポイント

面接に挑む、転職の際の重要な出来事です。就職するというときには必ずその企業の面接を受けることになりますが、学生から社会人になる場合の面接と社会人として受ける転職の面接では、面接官のチェックポイントも違いがあります。すでに社会人として企業の一員として働きて来ていますので、服装や挨拶などは当たり前にできているはず。では、面接官が転職してくる人材をみるとき、チェックしているポイントはなんでしょう?それを理解しておけば、転職の面接の際、きっと役に立つはずです。

 

【積極性・やる気】
転職先でほしい人材は勿論やる気があり即戦力となる力を持っている人間。まず最初にチェックするポイントは、熱意ややる気を感じられるかどうかということです。履歴書にいくら資格やスキルが書き込まれていても、企業に入社したいという強い気持ちが感じられなければ、やる気のない人間として見られてしまうこともあります。自分がこれまでに経験してきたことに自信を持ち、この企業で働きたいのだという強い気持ちをもって挑みましょう。

 

【誠実に】
すでに社会人として働いているあなたは、知らず知らずのうちに哲学者になってしまうことがあります。自分の仕事に自信を持っている人ほど、押し付けがましい態度になったり、自己主張が強くなりがちです。また、転職させてほしいという思いで本来の自分よりも背伸びした自分を見せようとしてしまうこともあるでしょう。面接に挑む前に、自分が「見てもらう側の人間であること」「転職先にとっては未知数の人間であること」を自覚しましょう。着飾っても面接官は百戦錬磨。その着飾りに気がついてしまいます。質問は自分の言葉で誠意をもってしっかり受け答えるということがポイントです。

 

【ネガティブ思考はマイナス】
こういう人に社員になってもらったら職場がきっと活気づくだろうなと思わせるような人材。つまり、プラス思考の人間です。転職する理由が人間関係だったりすると、転職先でうまくやっていけるのだろうかというネガティブ思考にとらわれ、過去ばかりを引きずりがちです。そうではなく、質問に対して未来を見ながら受け答えをしていくとポジティブな発言となります。面接官は意図的に苦しい質問などを投げかけてくることもありますが、質問を前向きにとらえ、誠実にこたえていくこと、未来を見据え企業の一員になったらということを常に考慮し、答えていきましょう。

 

【動揺しない】
転職ということはすでに以前就職する際に面接を受けていると思います。でも何度受けても面接はなれませんよね。あがる、緊張する、赤面してしまうということもあるでしょう。でも、それは面接官だって分かっていることです。でも面接の前に大きく深呼吸しましょう。あがっていると早口になりがちですが、ゆっくりしっかり話をするということを心がけていくと、少しずつ心が落ち着いてきます。面接の準備が足らず質問に動揺しているのと、面接に緊張してうまく話せない状況を、面接官はしっかり読み取ります。動揺しないように、質問されることを予想し、シミュレーション等を行い、面接に挑みましょう。

 

【いい意味で自信を持つ】
面接をさせてもらえるということは、書類上の一定水準をクリアして転職先企業の方に「あってみたい」と、あなたが思わせたということです。ここはしっかり自分を信じましょう。もちろん、謙虚な態度は必要です。でも誠実に熱意を持ち、自分の経験にしっかりと自信をもって面接に挑みましょう。そのためにも、面接の前の準備を怠らないことです。

 

【目線・姿勢】
面接官がチェックするポイントのなかに、目線や姿勢があります。イスにもたれかかっているなどはよくありません。イスに浅く座ると背筋もしっかり伸びて、びしっとした印象になります。ずっと面接官を見つめているというのはよくありませんが、話をするときにしっかり目線を面接官と合わせるということは必要です。

 

【声の大きさ、速さ】
緊張すると人は早口になりがちです。ゆっくりはっきり話すということを心がけていると緊張もほぐれてきます。感情を殺すことはありませんが、感情が表に出やすい人も、ゆっくり話をすると落ち着いた印象となります。また小さい声でぼそぼそ話すというのはマイナス。ある程度の声で、相手にしっかり聞こえるように話をしましょう。

 

【言葉づかい】
リラックスしていつものようにといわれると、若い人等は崩しすぎな言葉を話し始まるという方も多いようです。敬語でしっかり話をする、ということが基本です。学生さんの就職面接ではありませんから、言葉づかいがしっかりしているというのは当たり前です。

 

【癖】
知らず知らずに出てしまうのが癖です。緊張していると余計に出てしまうという癖もあります。面接に行く前に、自分の癖ってある?と友人などに聞いてみましょう。人が見てあまり良くない癖もありますので、なるべくそうした癖を出さないようにしておくことも必要です。