面接で話す時の心得
面接では質問に答えていくという形式になりますが、短く端的にこたえられるものと、自分の転職理由などある程度長文で話をするということもあります。よくある失敗例ですが、自分のことをよく知ってもらいたい、この企業で働く意欲があるということを強くアピールしたいと思うあまりに熱弁となり、気がついたらかなりの時間、自分が一方的に話をしていたということがあります。
面接官が面接を行うポイントとして、自分のことを自分の言葉でしっかりポイントを押さえつつ、相手に伝わるように簡潔に話ができるかをみることがあります。会議などを行った際、営業先に企業の商品等を相手がうんざりするほど長くだらだらと話すのと、簡潔にわかりやすくアピールするのとでは、簡潔な方がより印象に残ります。こうした話術ができるかどうかということも、チェックポイントなんですね。
自分をアピールするということが苦手な日本人は、お見本が大好きです。インターネットサイトにある面接の際のお手本をよく勉強してくるのはいいのですが、内容的にお見本と同じようなものだと、多くの方が話をする内容と同じになってしまいます。面接官はあなた一人の面接を行っているのではなく、ほかの方の面接も行ってきていますから、お見本かどうかはすぐわかります。
話が苦手という方もいます。でも、一生懸命に自分の言葉で話をするのと、お見本通りの優等生の答えと比較すると、面接官の心に残る言葉は必然的に、「自分の言葉で一生懸命に話す」方でしょう。
面接で話をするときのポイントは・・・
『簡潔』
『はきはきと誠実に』
『自分の言葉で』
『だらだらと話をせず』
『しっかり目をみて話をする』
ということになると思います。面接官はあなたが働く意欲があり、社会人としてのマナーを備え、明るく前向きな人間かどうかという部分をみています。自身を持って、しっかり話をして自分を分かってもらおうという気持ちで挑みましょう。