志望動機で言って良いこと、悪いこと
志望動機は履歴書に書くこともありますし、面接の際にきかれることもあります。一番伝えるのが難しいことですし、文章の時にはいいのですが、面接の際に・・ということになると支離滅裂になってしまうこともあるのでしっかり考えておきたいことです。
【志望動機言って良いこと】
●会社の発展性
転職先の企業が関連職種の中で非常に発展しており、自分にとって非常に魅力ある業務内容であることなどを志望動機と伝える。
●能力主義
自分がどのくらいチャレンジできるか気持ちを沸き立たせてくれる企業であることを伝える。
●業界トップクラス
業界トップクラスの企業でスキルアップしていきたいという気持ちを伝える。
●従業員教育
資格制度や従業員に対する教育が熱心であり、資格取得を目指し企業の力になりたいという気持ちを伝える。
●社員年齢が若い
活気ある職場で切磋琢磨しもまれながら企業の中で活躍できる人間になりたいことを伝える。
以上のこと等は、志望動機として転職先に伝えていいことです。企業の力になりたいという気持ちと、自分も向上してきたいという気持ちを織り込みながら話をしていくといいでしょう。
【志望動機言ってはダメなこと】
●給料が高い
給料は確かに業務のモチベーションとなりますが、これを志望動機とするのはタブーです。
●業務内容に興味があるなど具体性がない
業務内容のどんな点に興味があるの?とつっこまれたとき、ぐうの音も出ません。具体的に業務内容のどこに興味があるかを考えておく必要が出てきます。
●モチベーションを高く保てる
モチベーションやグローバルという言葉など、意味を持たずに利用すると内容的に具体性が見えません。なぜモチベーションを高く保てる企業なのかというその意味が志望動機となりますので、抽象的なことばを羅列するのは×。
●前雇用先、現雇用先と転職先を比較する
比較するならまだしも話をしているうちに現在の雇用先、また以前の雇用先の悪口になりかねません。以前こういった業務を行っている過程で・・・などの言い回しはいいのですが、御社と比較すると・・・というような言い方はタブーです。志望動機はあくまでもなぜ、その転職先を希望したかということです。比較してみて自分にとって有利だからこそ転職するのは当たり前ですが、それを転職先に伝えなくてもいいのです。
●自分の主観だけになっている
自分の主観を述べることは大事、でもずっと自分の経験とかかわりのあることばかり話したり、逆に全く自分の経験が述べられていないという場合もあります。自分の経験を踏まえた上で、客観的にみてどう業務をしてみたいと思ったのか、主観・客観についてバランスよく取り入れることが大事です。
●研修が充実している、自分が成長できる
もちろん自分が成長できる研修などが充実していることは大事です。でもこれはただ自分が成長できると述べるだけです。転職先は自分を高めながらも会社のために何ができるかを聞きたいわけで、自分が成長できる志望動機を聞きたいと思っていません。
志望動機は相手の会社に対しておべんちゃらをいう場所でもないし、自分のことについて熱く述べる場所でもありません。どうして自分がこの企業に注目し、働きたいと思ったのか、実際に転職した場合に、自分がどんな風にこの企業で力を発揮できるのかということを、自分の言葉で、自分の文章で語ることがポイントです。
私はこういう人間だから会社のためになりますとか、こういう会社だから自分が成長できると思うということではなく、業務を通してこういう自分のスキルを生かし、業務内容にこうした力になっていけたらいいというかそう未来に見える自分と企業のあり方を考えながら志望動機を考えていきましょう。